【無料で実装】指定した上場企業の適時開示をslackに通知する方法
お疲れ様です。丸ノ内の財務マンです。今回は昨年で少し話題になったIR/決算発表斜め読み部をslackで作成する方法を発見したので、紹介します。ちなみに無料で出来ました。
社内チャットに"IR/決算発表斜め読み部"というグループがあって参加してるけど、面白い。上場企業がIR開示するとbotで自動的にシェアされ、社内の事業大好き系メンバーがわちゃわちゃと解説や意見交換してる。エンジニアが技術で盛り上がってるのと一緒ですね
— 山本 正喜 / Chatwork CEO (@cwmasaki) 2022年10月20日
- 使うサイト
- 概略図
- tdnetのRSS設定
- iftttの設定
- ①右上のCreateをクリック
- ②連携を作成したいので、Addをクリック
- ③検索画面に、「rss」と入力し、RSS Feedを選択
- ④New feed itemを選択(左側)
- ⑤Feed URLに、rssのURLを入力し、下部のCreate triggerを選択
- ⑥Then That のAddを選択
- ⑦slackと検索し、slackを選択
- ⑧Post to channelを選択 ※どこに投稿するか?ですね。
- ⑨Which Channels?でどこのチャンネルに投稿するかを選択。
- ⑩下部のCreate actionを選択
- ⑪下部のContinueを選択
- ⑫Applet Titleを自由に入力して、下部のFinishを押せば、設定完了です。
使うサイト
-
slack
-
ifttt
概略図
概略はこんな感じ。
tdnetのRSS設定
まずRSSを取得するために、通知したい会社の証券コードを調べましょう。ここでは、メルカリ(4385)・フリー(4478)を例にします。
簡単です。以下のようなURLでRSSが取得できます。list/の後に、証券コードを入力し、ハイフン(-)で繋げるだけ。
これは、TDnet(適時開示情報)のWEB-APIプロジェクト(非公式)by Yanoshinを活用して作成しています。連結は何個でも可能です。
以下のように、recentやtoday等様々なフィルターが使えるようです。ここでは、特定の証券コードのみを取得したいので、他のフィルターの説明は省きます。
実際、上記のコードをブラウザで表示させ、以下のような画面になっていると取得成功です。
iftttの設定
続いて、iftttへの設定です。ifttt(イフト)とはIF This Then Thatの頭文字をとった造語で、あるWebサービスと別のWebサービスを簡単に連携させて、新しいサービスにすることができるものです。
※iftttのアカウント作成方法はこちらをご参照ください。ここでは割愛します。
①右上のCreateをクリック
②連携を作成したいので、Addをクリック
③検索画面に、「rss」と入力し、RSS Feedを選択
④New feed itemを選択(左側)
※New feed item matchesは、新しいフィードにさらにフィルターをかける場合等に用います。(適時開示の中で「決算短信」というワードが入っているものだけ通知したい場合等)
⑤Feed URLに、rssのURLを入力し、下部のCreate triggerを選択
これで、RSS Feed側の設定は以上です。次は、slack側(通知先)の設定です。
⑥Then That のAddを選択
⑦slackと検索し、slackを選択
※このタイミングでgmailやchatworkも選択可能です。ここではslackとします。
※slackとiftttの連携は、こちらを参照してください。
⑧Post to channelを選択 ※どこに投稿するか?ですね。
⑨Which Channels?でどこのチャンネルに投稿するかを選択。
弊社では、z_irというチャンネルに投稿に設定しました。
⑩下部のCreate actionを選択
⑪下部のContinueを選択
⑫Applet Titleを自由に入力して、下部のFinishを押せば、設定完了です。
※ここでは、Titleを、tdnet_post_testとしました。
これで完了です。適時開示は時期が決まっているものが多いので、設定時点の翌日に開示予定の会社を調べ、その証券コードでテスト通知を行うことをオススメします。
以下のサイトで、適時開示日程は確認可能ですので、よろしければご確認ください。
決算発表スケジュール(国内株式) - マーケット|SBI証券
東証の新規上場も上記を使えば、東証リリースとslackとの連携が可能です。良ければ、作成してみてください。RSS | 日本取引所グループ - 東京証券取引所を使用すれば、すぐに出来るはずです。需要がありそうなら、又ブログにまとめます。