【経理採用】こんな人は経理職として採用しない3選!
お疲れ様です。丸ノ内の財務マンです。twitterを眺めていると経理職を望む人が多いことにビックリしました。(しもさんのフォロワーが1.5万人以上に伸びていることからも分かりますね。)
しかし、タイムラインをよく観察すると、経理職として採用される側のナレッジは流れてくるものの、経理職を採用する側のナレッジは少ないと感じ、本記事では、現役の経理Mgrの私がこんな人は採用しない!という人の特徴をまとめてみました。3つあります。
※採用したい人の特徴だと、要件レベルに上限がないので、今回は採用したくない人の特徴(要件の下限)にしました。
嘘をつく
経理は数字のサッカーです。算出した数字をサッカーボールのようにプレイヤー同士がパスをし、決算報告というゴールまでパスをつなげていきます。その際、1人でも嘘の数字を共有すると、その人以降の数字がすべて嘘になり、結果、修正に大幅な時間を要し、決算報告に大きな影響を与えます。
経理担当者レベルの採用であれば、突出した能力は求めていないケースが多いため、出来ないこと・出来ていないことは嘘偽りなくお伝えいただく方が採用する側は安心しますね。
簿記2級で満足している
私のツイートでもよく言うことです。経理職として勤務するなら簿記2級はあくまで最低ラインの資格です。英語で言えば、アルファベットが分かるレベルなのです。アルファベットが分かったところで、英語で仕事ができるかは別の問題であり、簿記2級取得=経理の仕事ができるとは限らないわけです。
可能であれば、簿記1級、簿記論、財務諸表論辺りまで学習を続けてほしいです。
経理実務に活きることではなく頑張ったことを熱意をもって話す
【面接官が聞きたい事】と【応募者が話したい事】がズレるケースです。最も多いケースが、経理実務に活きることではなく、頑張ったことを話すケースです。私がよく見たものが、税理士法人ro事務所に勤務された方で税務申告業務が大変だったというものです。
面接官である私が知りたいことは「この人は経理実務はどのレベルまでできるのか?」です。実際、事業経理側では税務申告業務を顧問税理士にアウトソースしていることが多く、実務上は行わないことも多いです。
そのため、税務申告業務を頑張った話は経理採用側はスルーしたいところなのです。(※もちろん、税務申告業務で経理実務でも活用できそうな経験・工夫などは聞きたいですよ。)
他にもあります。(随時追加予定)
- 前任者の退職により過去帳簿を全部作り直した話
- 時間をかければ出来るし、再発防止策をどうしたか?が知りたい
- 繁忙期はMAX顧客を30社以上担当しました!の話
- どれぐらいの残業時間でその量をさばいていたのか?が知りたい。
- むしろなぜそんな体制のままで異議を唱えなかったのかが不思議
終わりに
以上です。いかがでしょうか。面接官が聞きたいことと応募者が話したい事がズレることは新卒・中途に限らずに重要な観点です。最後のズレのエピソードは随時追加していきますので、よろしければtwitterでフォローをお願いします。